身近な存在の「窓」ですが、家をつくるにあたって、どんな形状の窓を、どこに、何個配置するのか?間取りとの兼ね合い、採光、外観、防犯面も気にして、窓の位置や種類を考えるのはなかなか難しい!我が家の窓が決まるまでのお話です。
窓についてのお勉強
まず、窓関係の失敗例を探しました。きちんと考えずに窓を設置すると
・家が暗いorまぶしい
・家具がおけない
・かわいい格子窓だけど掃除が面倒
といったことになってしまうことも…。

どの部屋にどんな窓がいい?
窓には「引違い窓」「腰高窓」「FIX窓(はめ殺し窓)」「横滑り窓」「ルーバー窓」などいろんな種類があります。

こちらのサイトでは部屋ごとにおすすめの窓が紹介されていてわかりやすいです。
我が家の窓にまつわる話
設計士さんはプロなので、通風や採光のことはもちろん考えたうえで窓の種類や設置位置を提案してくれます。採光の基準を満たすように設計しないといけないんだそう。我が家もほとんどは設計士さんが出してくれた図面のままだったのですが、いくつか気になった点を修正してもらいました。
これは我が家の最終図面ですが、LDKの採光は南東の掃き出し窓とスタディコーナーの縦すべり窓のみ。最初は南西の壁にも縦のスリット窓が設置されていたのですが、この壁にはテレビを置く予定で、西日がまぶしくなりそうなのでとってもらいました。沖縄の西日をなめないほうがいい…!

キッチンが暗くなるのではないかという懸念があったのですが、シミュレーションしたところそもそもここの窓から入った光はキッチンまでは届かない。壁の上部に横長の窓も検討したのですが、リビングの天井高2550の天井ギリギリに設置しても、やはりキッチンまで光は届かないということで「じゃあナシで」となりました。

「ここに窓があれば光が届くか?」というのを確認しに、同じような間取りで窓を設置している建築中の家を見せてもらったりもしました。
この窓をさげれば、階段のところから光がとれないか?と思ったのですが、キッチンに光が届くほど下げると1階の屋根部分と干渉すること、外観的にも微妙になるため断念。

この面の2階の窓はもともと二つでしたが、旦那氏がもっと明るくしたい!とFIX窓を一つ追加してもらいました。階段上部に位置するので、開け閉めはヒモでするタイプになるそうです。
フルオープンサッシをあきらめた話
リビングをなるべく開放的にしたかったので、最初はオプションでフルオープンのサッシにする予定でした。ところが途中で希望のサッシは沖縄では取り扱いを終了したとのこと…。台風とか沖縄の気候に合わなかったのかな…。そう思うと採用しなくてよかったではあるのですが。

木製サッシは、沖縄の直射と湿気で信じられないくらいそったりするようです。沖縄での取り扱い事例が少ない商品を選ぶときは注意しましょう。
星のや沖縄の客室で使われていたサッシが、すごく遮音性に優れているように思ったのでどこの商品か調べてみたら多分これでした。お高そう…。2軒目を建てる日がきたら使ってみたいと思いました。
パッシブデザイン
最近話題のパッシブデザインは、エアコンなどをなるべく使わずに、太陽の光や熱、風といった自然エネルギーを最大限に活用して、快適な家をつくるという思想、手法のことだそうです。
私がこの言葉をしったのは家づくりの終盤でしたが、パッシブデザインの得意な設計士さんとの家づくりも素敵だと思いました。
家づくりをしていると日々いろんな新しい知識が得られます。まだ一軒目も建ってないのに二軒目の妄想も楽しい今日この頃です。
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