坪単価30万台~、沖縄のローコストハウスメーカー! | 沖縄で注文住宅を建てるブログ
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沖縄で木造住宅って大丈夫?台風で飛ばないか心配!

沖縄で木造住宅って大丈夫?台風で飛ばないか心配! 沖縄のこと
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沖縄の台風はマジでやばい!沖縄で木造住宅なんてありえない!家が飛んじゃう!と思っていませんか?私は思っていました。でも、実は最近沖縄では木造住宅がシェアを伸ばしているのです。木造住宅のメリットとデメリットについて複数の建築会社で話を聞き、私も最終的に木造住宅を選びました。今回はそんな沖縄の木造住宅事情について書いていきます!

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沖縄でも木造住宅を建てる人が増えています。

まず、沖縄県で新たに建築された住居の構造推移を見てみましょう。国土交通省の建築着工統計調査データによると、沖縄の木造住宅は御覧の通りどんどんシェアを伸ばしており2019年にはなんと3割以上が木造住宅になっているのです。暮らしているとコンクリート造ばっかりにも見えますが、よく見たら確かに最近の新築一戸建てや、建築中のおうちも木造が増えてる…!

沖縄県の住居構造推移

沖縄の木材新築戸建て情報サイトなるものもあります!

沖縄の木造住宅 | 美ら木家 I 沖縄の木造住宅を知り尽くした会社 | 美ら木家 I 沖縄の木造住宅を知り尽くした会社

木造住宅のメリット4選

木造住宅にはどんなメリットがあるのか?

安い

なぜ木造が増えているのでしょうか?木造のメリットはなんといっても「安いこと」。木材は鉄筋鉄骨コンクリート等にくらべて材料費が安く、建築費用を抑えることができます。軽いので基礎工事費用も抑えられます。木造住宅の坪単価は全国平均で約50万円ほど、RC造住宅は約80万円ほどです。人気のローコストハウスメーカーも軒並み木造ですね。予算の関係上木造を選ぶ人も多いのではないかと思います。

調湿効果がある

木材には調湿機能があります。湿度が高いと木材が湿気を吸収して、乾燥するとためていた水分を放出します。湿気をおさえるので結露やカビの発生を抑止する効果もあります。また、木材は熱を通しにくく、エアコンをつかわなくても涼しく過ごせたりするので、エコなうえに電気代も節約できちゃいます。一般的なアパートの最上階は夏場めちゃくちゃ暑くなりますが、コンクリートは熱伝導がいいのでああなります。

以前知り合いが住んでいたおしゃれなコンクリート造のアパートは、築浅なのに常にカビの臭いが充満していました。打ちっぱなしでとてもスタイリッシュな見た目なのですが、打ちっぱなし、特に新築したては打設時の水分をコンクリートが吸っていて、カビが発生してしまうそうです。

調湿機能のある木造住宅は、高温多湿の沖縄に最適と言っても過言ではないですね!

癒し効果がある

木材の香りには集中力を高めたり、リラックスさせたりする効果があるそうです。木造校舎と鉄筋コンクリートの校舎で子供たちの疲労度や集中力を比較すると、木造効果の方がよい結果が出たというデータもありました。木材には精神を安定させる効果があるそうです。

自由度が高い

木材は性質上加工がしやすく、また木造住宅は構造もシンプルなので自由設計に向いています。家族のライフスタイルが変わったときに増築やリフォームもしやすいです。木造でないと、例えば「手すりを追加したい」というのも簡単にはできないそうです。最もリーズナブルにオリジナルデザインのマイホームを建てることができる、ローコストで自由設計が実現できるのが木造住宅といえます。

木造住宅のデメリット4選

木造住宅のデメリットも解説します。

耐用年数が短い

法定耐用年数はRC造住宅が47年であるのに対し、木造住宅は22年とRC造の半分以下です。一般的には、木造住宅の寿命は概ね30年と言われています。設計方法や暮らし方で建物の寿命は大きく変わるので一概には言えませんが(たとえば沖縄にある国指定重要文化財の中村家は、木造ですが築200年たっても屋敷構えがそのまま残っています。)正しい維持管理を行えば、長く持たせることができます。自分がその家に何年住むのかも考えて、家を選択するのがいいでしょう。

シロアリに食べられる

木造住宅はシロアリが心配ですよね。シロアリについては、各建築会社が様々な方法で防蟻処理を用意しています。床下にパイプを設置して薬剤を注入する『バリア工法』や、薬剤入りの餌を家の周囲に設置する『ベイト工法』など。また定期的な点検やシロアリ保障が用意されていることが多いです。

火災保険が高い

木材は、鉄骨鉄筋コンクリート造等に比べるとやはり燃えやすく、その分火災保険が高くなります。まだ、同じ木造でも非耐火構造(H構造)なのか、省令準耐火構造(T構造)かで保険料は大きく異なります。T構造の保険料はH構造の半額(H構造で60万なら30万)。木造住宅の場合保険料が高額で、耐火性能は木材の種類や施工方法によって異なるので、こちらも建築会社を選ぶ際に確認しておきましょう。

品質にばらつきがでやすい

構造計算が厳格な鉄骨鉄筋造等に比べると、木造住宅は現場で職人が木材を加工することも多く、職人の腕によって品質が左右されることがあります。信頼できる建築会社を選ぶこと、工事中に現場を自分で確認することなどで対策しましょう。

沖縄で木造住宅のイメージが悪い理由

中村家に代表されるような昔ながらの沖縄の住まいは木造住宅です。前述のとおり木材の住まいは亜熱帯の沖縄の気候にも適しています。にもかかわらず、なぜ現代の沖縄では木造住宅が少ないのかというと、戦後の住宅不足解消のため「規格家(きかくやー)」という木造の仮設住宅が大量につくられたのですが、簡素なつくりだったので台風で軒並みふっとび、それが「木造はだめ」というイメージにつながっているそうです。同時期に米軍が使う建物も建てられたのですがそちらはコンクリート造。それらは台風でとばないので、優位性が明らかになったんだとか。

あとは大型の台風がくると、古い木造住宅が壊れてニュースにうつったりするので(一番うえの写真もそのひとつ。衝撃。)そのあたりも影響してそうです。

実家はセキスイハイムで建てているのですが、軽量鉄骨プレハブ構造では60m/sに耐えられないので沖縄には進出しないんだそうです。「鉄骨だから安心」ということでもないんですね。ちなみに、最近でも内地のローコスト系の木造ハウスメーカーで建てた家の屋根が、新築なのに台風で飛んでしまったという話も聞いたので、建てるならやはり沖縄での施工実績が豊富なところにお願いするのがよさそうです。

戦後に大量に建てられ台風でふっとんだ「規格家(きかくやー)」

まとめ

木造住宅にも、沖縄の風土に合ったメリットがあることをご理解いただけたでしょうか?私は木造のデメリットは技術の進歩で概ね解消されていると感じました。T構造なら火災保険料も抑えられます。どの構造にもメリットとデメリットがあるので、それらをしっかり把握したうえで、マイホームの構造をえらびましょう!

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