沖縄の家といえば「シーサー」。沖縄なら一戸建てでもマンションでもシーサーはほとんど必ず設置されています。我が家にももちろんお迎えしたい!シーサーと一言で言っても本当にいろんな種類があります。沖縄で私たちが理想のシーサーを探して訪れた場所を紹介します。
どんなシーサーにする?
シーサーには、お座りしたポーズと、四つん這いでお尻のあがったポーズのものがありますが(四つん這いは”ホーヤー”といいます。「伏せた」とか「這う」という意味だとか。)私たちは四つん這い(ホーヤー)のシーサーがいいなと思って探していました。ホーヤーのほうが強そうなので笑(実際、ホーヤーのほうが魔除けの意味は強いそうです。)
門柱に設置する予定で、「座り姿のほうが接着面が多いから安定するかな?」という心配もあったのですが、陶芸家の方に聞いたところ「シーサーが飛ぶくらいの何かがあったとしたら、座ってようが立ってようが関係ない。」とのことでした。シーサーがとぶとしたら「何かが飛んできた」とかのシチュエーションだと思うから。なるほど。

シーサー探しは婚活に似ている
シーサーを探し始めたころに言われたのは「シーサー探しは1年とか2年とかかけてとにかくたくさんのシーサーを見たほうがいい」ということです。目が肥えて、シーサーをみたら「これは〇〇工房のシーサーだね」とわかるくらいまで色々みる。そうすればシーサーを買ったあと「やっぱりこっちのほうがよかった」なんてことがなくなると。確かにそうだねということで、1年はかけないにせよ、まずは色んなシーサーを見ようと、あちこちのシーサー屋さんや工房を見てまわりました。
幼児と陶器屋さんに入店すると、いろいろドキドキなんですけどね…。やちむんは見るのも楽しく、引越し前なのに目的のシーサーではなくついつい新しいやちむんを買ってしまったりしました汗
でもシーサーは「一目ぼれで決める」という方も多いそうなので、ご縁もあると思います。婚活みたいですね笑
沖縄でシーサーが買えるお店
沖縄でシーサーが買える店はたくさんありますが、私が実際に行ったお店を紹介していこうと思います。
しまんちゅ工房

しまんちゅ工房
住所:島尻郡与那原町字与那原364-1
電話番号:0120-870-885
営業時間:10:00~12:00 14:00~17:00
定休日:土・日・祝祭日
しまんちゅ工房さんでは県内のいろんな工房のシーサーを一度に見ることができます。私たちが行ったときはコロナの影響でかなり在庫のない状況だったのですが、店主の新垣さんがシーサーの歴史などいろいろ教えてくれて楽しい時間でした。シーサーの毛のぐるぐる自体にも魔除けの意味があるそうです。シーサーには「手びねり」と「手作り」の2種類があるということも教えてもらいました。手作りは型でつくるそうです。

新垣さんのお父さんの作品という、魔除け獅子。ホーヤーでもないこのポーズはお父さんのオリジナルのポーズだそうです。とてもこだわって作られていて、ユタの人にも「魂の入りかたがすごい」と言われたんだそうです。表情もかっこいい!

シーサーも琉球ガラスも、実は沖縄で作られてない輸入品が結構売られているのですが、しまんちゅ工房で売っている商品は全て県産品です。シーサーだけでなく琉球ガラスや紅型アートも販売されています。

しまんちゅ工房さんはネットショップをメインで運営されているとのことなので、県外の方はネットショップを利用されるといいとおもいます!
やちむんの里

やちむんの里
住所:中頭郡読谷村字座喜味2653-1番地
電話番号:098-958-4468
※営業時間、定休日は工房により異なる
読谷村にあるやちむんの里は19の工房、共同売店や喫茶店等のあるやちむんテーマパーク!(テーマパークではないかな?)工房をひとつひとつ回るもよし、共同売店で一挙にいろんな作家さんの作品を眺めるもよし。

やちむんの里のシーサー館では、たしか金城さんの作ったシーサーが売られていました。人間国宝の金城次郎さんの系譜のどなたかのはず…。(ふんわり)

こちらの工房で初めてみて目を引かれたのは、こちらの「親子シーサー」。我が家も4人家族なのでいいなと思いました。

いろんな親子シーサーがいます。

親子じゃないけどホーヤーも。こちらはけっこうサイズの大きいシーサー。

焼シメというのは釉薬を使わずに登り窯で焼く手法のことだそうで、登り窯で長時間焼くことで自然な色や模様が入って唯一無二の焼き物ができあがるそうです。登り窯のある読谷の里ならではの焼き物ですね。どうでもいいですが、このシーサーさんこれに似てません?

まだまだ続くシーサー探し
我が家は11月頃の竣工を予定しているので、それまでのんびり色々見て回ろうと思っています。見たところは随時更新していきます!
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